KCT Innovation

プロジェクトサービス事業works

得意分野である金融機関でのシステム構築を中心とし、ご提案活動から保守運用までの一環したシステム構築サービスを提供いたします。
システム開発の上流工程への深耕により技術領域の拡大を図るとともに、システム保守・運用および開発への戦略的アプローチを行い、お客様業務の安定稼動をご支援いたします。

ITIL

ITILは情報システムの運用管理業務を体系的に実行するためのガイドラインです。
1988年に英政府機関のOGC(Office of Government Commerce)が 先進企業のシステム管理のための取り組みをまとめる形で策定しました。

当初は英政府機関の情報システム管理のために活用されていましたが、現在では民間企業含め、システム運用体制を強化する手法として世界中で活用されています。

ITILが注目される背景には、情報システムの運用管理の重要性に対する認識が高まっていることにあります。
相次ぐ個人情報漏洩やWebサイト改ざんなどの事故を防ぐには、運用管理を強化するしかありません。

様々なハードウェアやソフトウェアを組み合わせてシステムを構成することが多くなった今、運用管理の複雑さも増しています。

情報システムのライフサイクルには、システムを作る開発の段階と、完成したシステムを維持する運用管理の段階があります。時代背景をもとに運用管理の重要性がより増してきております。 ITILは運用管理業務を7つに分類しています。

ITILを構成する7つの分類

  • サービス
    デリバリー
  • セキュリティ
    管理
  • アプリケーション
    管理
  • サービス
    支援
  • ビジネス
    展望
  • 情報通信
    基盤管理
  • サービス管理
    導入計画

具体的には、日常の運用に当たるサービス支援、中長期的な運用改善に当たるサービスデリバリー、さらにセキュリティー、ビジネス展望、情報通信(ICT)基盤管理、アプリケーション管理、サービス管理導入計画です。

サービス支援は、さらに問題管理、変更管理など6つの業務に分かれます。
変更管理であれば、ソフトを追加したり、OSをバージョンアップしたりという変更の要求を文書化し、会議体で優先順位や変更の是非を判断してから変更を実行する、といったことを定めています。

このようにITILの1つひとつの項目を見ると、当たり前の内容が少なくないが、それでも幅広い運用管理業務を体系化したところに価値があります。

現状の運用管理プロセスをITILに沿ったものに変えるには、社内規程など見直しが必要になるが、属人的になりがちな業務をより確実に効率よく行えるようになります。

ナレッジクリエーションテクノロジーはITサービスマネジメントのベストプラクティス集であるITILをベースに、お客様にとって最適なITサービスマネジメントの実現に向けたコンサルテーションと、IT運用の自動化・標準化から内部統制の支援まで、ビジネスを見通す力を提供いたします。